ケーキ店の販売アルバイトに採用されやすい人

一度はやってみたいアルバイトにケーキ屋さんをあげる人は多いのではないかと思います。
小学生女子のなってみたい職業の1位はほぼ不動のパティシエです。
今回は特にケーキ店の販売スタッフについての記事です。

ケーキ店でパティシエや販売の仕事を20年してきた現役店長が
販売のアルバイトを採用するとき、どんなところを見るか。

今まで300人以上を面接してきた経験から、採用したいアルバイトの
条件を5つにまとめました。

お店の販売スタイルや規模、立地によっても違いはあると思います。あくまで私個人の意見ですが、カフェや飲食店でも共通することが多いとおもいます。

カフェのような飲食店に入りたい方も参考になるとおもいます。

ケーキ店の販売アルバイトに採用されやすくなるために必要な5つのこと

  • 1履歴書をしっかり書いているか。
  • 2笑顔が自然に出せるか。
  • 3ケーキやお菓子が好き。
  • 4ポジティブで積極性があるか。
  • 5接客が好きかどうか。人がすきかどうか。
目次

履歴書をしっかり書いているか


字がきれい汚いではなく、どれだけ真剣に考えて
面接にのぞんでくれているかをみます。

字のうまいへたではなく、一生懸命丁寧に書いてくれる方
物事に対して真剣に取り組んでくれる方が多いと思います。

自分のことを全く知らない人に、自分をアピールするまず第一歩が
履歴書です。

採用されやすい履歴書を書くことを心がけたほうがいい。

少なくとも空欄の無いように、しっかり書き込んで下さい。

実際によくあることですが、最小限のことしか書いていない履歴書です。
どんな方かまったくわからない。面接で説明するつもりなのかと思いきや
そんな方に限ってほとんど話してくれません。

これから働くお店です。はじめの一歩は丁寧に誠意をもってのぞむ方がいいと思います。

また電話でのやり取りでも、きちんと対応した方は
面接でもやはりとても良い印象の方が多い傾向にあります。

笑顔が上手く出せているか。

履歴書の内容が同じであっても、アルバイトで採用しやすい人と
しにくい人もいます。

それは笑顔です。

面接は緊張するもの。そんな中でも笑顔を出せる方は
お客様に対しても笑顔で接してくれます。

笑顔で接客されて怒り出すお客様はほとんどいません。

面接では真面目で明るく誠実な人柄かどうかを、会話の中の態度や仕草から
探していきます。それを判断するには笑顔はとても大切な判断材料になります。

どんなに私だけがその人の誠実さに気がついても、たくさんのお客様が
おなじように誠実で親切に接してくれると感じてもらえないといけないからです。

お客様の動きを見逃して、あいさつのタイミングを逃してしまっただけでも
「この店は無愛想だな」という印象をお客様にあたえてしまいます。
実際にスタッフが無愛想だったとクレームを受けることもあります。

後で対応したスタッフに聞くと、「忙しくていつもより余裕が無く
無表情になってしまった」
「タイミングを逃してしまい、挨拶しそびれた」

スタッフがどう考えていても、お客様に伝わらなければ考えていないのと同じこと。
むしろお客様は無視されたとかんじてしまいます。

笑顔一つですべてを挽回できるとは言いませんが、一つのチャンスになるとおもいます。


常に笑顔で対応は洋菓子販売だけでなく接客業務全般に言えること。
販売員はお店の顔になります。だからこそ笑顔で接客できることがたいせつです。

ケーキやお菓子が好きか

ケーキやお菓子を嫌いな人は少ないと思います。

ただ好きなだけでなく、どうして好きなのか。好きなケーキを
通してどうしていきたいのかを話せるかどうか

普段から考えてないと上手く答えられませんし、話せたとしても
表面的なありきたりの答えになりがちです。

パティシエも販売スタッフもお菓子やケーキを通して人を幸せにすることが仕事です。

ただ作るだけ、売るだけではいずれ自分自身の壁にぶちあたってしまいます。

また販売スタッフはお客様から商品について質問されることも多く、ケーキの材料や商品名の意味など
豊富な知識が必要になります。
そのため好奇心を持って仕事にとりくめることも大切だからです。

好きな教科の勉強は苦にならないのに、苦手意識のある教科の勉強は気が重くなる経験
ありましたよね。仕事でも同じことだと思います。

好きなものだからこそ、お客さまへの説明も段々と上手くなっていくし
苦にならないものです。

ポジティブで積極性があるか

ケーキ店の販売は意外と仕事が多く、ギフトの詰め合わせ
のしの知識、包装の仕方、ラッピングギフトの技術、焼き菓子の包装生菓子の箱詰め、資材の発注、Web注文や電話の対応など多岐にわたります。

仕事でミスや間違いはどうしてもさけられません。
その度に落ち込んだり、泣いてしまっては仕事になりません。
すぐに気持ちを切り替え、プラス思考でまたチャレンジすることが大切です。

ポジティブ思考や積極的な方でないと
新しい仕事をどんどん覚えてもらえません。

またたくさんのことを教えると言うことは、教える側にとっても負担がかかるものです。
ポジティブで積極的な人であれば教える先輩スタッフにとっても変な気を使わず
仕事に取り組むことができます。

一緒に働くのであれば、気持ち良く働ける人がいいと思うのではないでしょうか。

接客が好きかどうか。人がすきかどうかです

気配りができるか。
自分勝手な販売員、自己中な販売員に接客されたらどうでしょう。

めんどくさそうに対応する店員さん。
お店の売りたいものばかり勧める店員さん。


私がお客さんなら、そのお店や商品が好きでもまた行きたくなりません。
少なくともしばらくそのお店には行きません。

お客様の希望や要望も様々です。
ご年配のお客さまなのか、主婦なのか会社員なのか
同じ年代の方でも、どんな用途で利用されるのかによって提案も変わってきます。


素早くお客様の希望を理解して
その場に応じた臨機応変な対応が必要です。

そもそも他人に興味がない、相手のことより自分のことを優先するような人が

相手の状況や気持ちを考えて行動できるでしょうか。


これまでの職歴や前職の退職理由など、差支えなければきくようにしています。

学生さんであれば、今までの部活やサークル活動の関わりの中から
その方の考え方を聞くようにしています。

どのような人との関わり方をする方なのか。
なるべく意識して聞くようにするのはこんな理由があるからです。

これを言ってしまうと、もともこもないのですが。

タイミングもあります。

ケーキ店は繁忙期と閑散期があり、仕事量がかなりかわります。

販売で働いてるスタッフさんは主婦も多く、旦那さんの転勤や子供進学などで働き方を変えなければならない。また学生さんも就活や実習などでシフトに入れなくなる時期もありす。

繁忙期前やスタッフの人数が少ないときは、多く採用することもあります。
新規出店ともなればかなり多くのスタッフを採用します。

またクリスマス前などは多く採用したこともあります。

繁忙期を頑張って乗り越えてくれたスタッフさんは、その後大きく成長してくれることが多かったと思います。

逆に閑散期前は採用人数をすくなめにしたこともあります。

私も経験上、本当は採用したいのに今いるスタッフさんの仕事量を考えて
採用枠を減らしたこともあります。

採用する側からすると、本当にに働きたいお店があれば何度でもチャレンジしてみるのも
ありだと思います。

なぜなら募集は表向きには出してなくても、もう少ししたら欠員が出る予定があるなど状況によるからです。

どうしても希望のお店があり、そのお店で働きたいときは。気持ちを伝えてみることもたいせつです。

そのお店で働きたいと何度もチャレンジしてくれる方を、嬉しくないオーナーさんや店長はいないからです。それだけ自分のお店を好きでいてくれる方の気持ちに応えたくなるからです。

ただしどうしてもケーキの販売さんには向いていない方にもいますが、面接をした方全体の1割もいないきがします。
たとえそのんな方がいたとしても、1から5を努力して改善できれば
ほとんどの方は採用したいと思うグループにはいります。

将来ケーキ店をしてみたい。小さなカフェをしてみたい。
自分の作った焼菓子をたくさんの人に食べてもらいた。
そんな方ならケーキ販売のお仕事は知っていて損はないとおもいます。
知識ゼロからになると色々わからないことがでてきます。

知っている人がいる、相談できる人がいることは大きなたすけになります。

最後に


今の洋菓子店には厳しい現実が多いのも事実ですが
夢のある仕事です。
多くの洋菓子店の経営者やオーナーも苦悩しながら改善方法を日々勉強されていると思います。

いずれ日本の洋菓子業界も世界に誇れる業界になって、多くの夢見る人たちが
目指してくれるようになれば、本当に嬉しくおもいます。

まだまだブログ初心者で読みにくいところが多々あったと思います。
この記事だけで疑問がはれることはないと思いますが、
少しでも多くの人が参考にしてチャレンジしてくれたら幸いです。

ご質問や疑問があればぜひ問合せフォームからご連絡下さい。
現役で店長職のため、返信等のご連絡が遅れてしまうこともありますが
申し訳ありません。
最後まで読んでくれた方、本当にありがとうございます。

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